VISION

コーヒー豆のように、ちいさなひと粒にすぎない私たちですが、根を深く張り、豊かな実を結び、多くの人たちと喜びを共有することが私たちのビジョンです。

はじめまして。福豆珈琲の橋本です。
突然ですが、私たちはコーヒー豆を売りたいだけではありません。神が喜ばれる世の中に貢献することをモットーにしています。
コーヒー豆のように、ちいさなひと粒にすぎない私たちですが、根を深く張り、豊かな実を結び、多くの人たちと喜びを共有することが私たちのビジョンです。

振返れば20代のころ、大学で開発学を学んでいました。卒業してからは、製造業で働いたり、友人の起業をお手伝いさせていただいた後、2019年5月に福豆珈琲を立ち上げました。実は、それまでコーヒーに関連した職に就いたことはありませんでした。

では、なぜコーヒーを始めたのか?
きっかけはタイに在住していた友人から聞く話でした。

友人が関わっていたのはタイのチェンライにあるアボンゾ農園。以前は、麻薬の栽培が盛んに行われていた地域です。貧しさゆえに麻薬の栽培で生計を立てていた現地の人々に、明るい未来はありませんでした。しかしコーヒー農園を通して人々の生活が向上し、地域が変わっていく様子を見せていただき感動したのです。

貧しい山岳少数民族の一つであるアカ属のリーダー、パタラチャイ。彼はコーヒー農園を通して、アカ族の人々の就労支援、教育や医療分野の改善に奮闘しています。その彼が必要としていたのが、コーヒー豆を適正な価格で継続的に取引してくれる販売ルートでした。

そのことを聞き、直感的に神からの導きを感じた私は、アボンゾ農園を視察してパタラチャイと語り合いました。その時に決めたのです。彼らのコーヒーを日本で売ろうと。

先に述べたように、私は仕事でコーヒーに携わったことは無かったので、全てが挑戦でした。そして、コーヒーの風味や香りや特性、それらの全てが新鮮でした。スペシャリティコーヒーの世界では当たり前とされるカッピングのやり方さえ知りませんでした。そんな私でしたが、現在は圧倒的に美味しいコーヒーをお届けするために日々励んでいます。

当初は農園とコミュニティの発展のためにさせることを念頭に仕事をしていましたが、自らのポジショニングに疑問を抱き始めます。
1つ目は、私たちが彼らのために貢献しているという錯覚です。関われが深くなるにつれ、彼らから受ける恵みを方が大きいことに気づきだすのです。

私たちがコーヒー一杯を楽しむために注がれている彼らの労働とその力は並大抵のものではありません。苗から育て、コーヒーの実がたわわに結ぶまでには3~5年の歳月を要します。その間、健やかにコーヒーの木が育つようにと彼らは手を入れます。また、実を結んでからの収穫もハンパない重労働です。傾斜のキツイ山間に植えられたコーヒーの木に実るチェリーを、ひとつぶひとつぶ丁寧に収穫するのです。つまり、生産者の努力とイノベーションによって、私たちのコーヒーライブが支えられているのです。 ですから、彼らからコーヒー豆を購入して適正な代金を支払うことは当然なことでもありますし、それらの恩恵を受ける私たちが感謝の気持ちで物質的な還元をすることこそが本来の姿です。

MISSION

絆を大切にし、
コーヒー農園との協力のもとに、圧倒的に美味しいコーヒーをお客様に届ける。
コーヒーを飲んで共感して下さる方々との絆を大切に深める。

福豆珈琲は人と農園との絆から生れました。絆を大切にしていくことは、私たちの根幹です。

目下、「コーヒー農園との協力のもとに、圧倒的に美味しいコーヒーをお客様に届ける」ことをミッションステートメントとして掲げています。
そして、コーヒーを飲んで共感して下さる方々との絆を大切に深めていきます。

このサイトを構想段階から作成してくれている湯本さんは、国際協力の畑で活躍しておられる女性です。彼女は特にエチオピアに心を寄せておられ、コーヒーの事業にも感心がありました。コーヒーのルーツはエチオピアにありという諸説もあります。私は彼女の働きにも感銘し、エチオピアのコーヒーを扱うことに決めました。状況下、農園から直接輸入することが難しく、商社の助けを借りてトップクオリティのコーヒーを扱うことから始めますが、いずれは農園との直接的な協力を仰いで参ります。楽しみにしていて下さい。

コーヒーの風味や知見に関しては、靖代さんという女性から多くのことを教えられております。コーヒーをこよなく愛し、某有名コーヒー店でリーダーを務めておられました。美味しいコーヒーを提供することに関しての意識がとても高く、コーヒーについての多角的な視点と本気度には感心させられるばかりです。彼女の協力を得て、私たちは更なる極みに寄せられているように感じております。皆さまに美味しいコーヒーを届けるのに居なくてはならない存在です。