この夏も日本各地で連日のように猛暑日が記録され…とにかく暑い!
そんな時に、ごくごくアイスコーヒーを飲みたくなりますよね。そんな暑い夏にオススメのアレンジコーヒーを紹介。

イチオシアレンジは…
エチオピア、ケニアの中煎り〜深煎りのコーヒーサクレレモン(SACRE)で作るアイスコーヒー。

このアレンジレシピの前にアイスコーヒーの抽出について説明。
アイスコーヒーを抽出する時に、「豆の分量を多くするのか?」という質問をよく受けます。実は豆の量はホットでもアイスでも同じ。
違いはコーヒーサーバーに氷を先に入れておくことだけ。私はいつも30gの豆(コーヒー3杯分)を使い出来上がり量450ccで作成。

そのため、計量カップをコーヒーサーバーの代わりに使用。
まず氷を450ccの目盛を少し超えるところまで氷を入れ、ドリッパーをセット。いつも通り抽出。
450ccまで抽出できたらドリッパーを外して、撹拌させたら完成。

アイスコーヒーを抽出する際に、氷を先に入れておくことで、熱々のコーヒーが氷に触れると同時に急冷され、香り豊かなアイスコーヒーが出来上がり、ホットコーヒー並に香りも味も楽しめる逸品に早変わり。そんなアイスコーヒーを夏仕様にアレンジするのが、サクレレモン(SACRE)。

SACREは輪切レモンが入っているため、レモンの香りもコーヒーに影響を与える。
レモンとの相性の良いコーヒー生産地を選ぶことをお勧め…と、いうわけで、エチオピアかケニアが最も相乗効果が高い組み合わせ。

アイスコーヒーの抽出前に、サーバーに氷を入れる=SACREを入れる、に変えるだけ。
20gのコーヒー豆で抽出する場合はSACREだけで十分な量です(少し甘めに出来上がります)が、30gだと足りないのでSACREの上に氷を足して450ccのところまてSACREと氷がサーバーに入っている状態を作る。

あとは普段と同じ抽出で、アレンジレシピは完成。撹拌の際、SACREが溶けきっていないため、スプーン等で割ったり削り出しで、均一になるようにするとカップに注ぐ時に塊が入るのを避けられます。

甘いアレンジレシピは苦手…という方には、コーヒーと相性の良い風味やフレーバーのところに記載されているフルーツを冷蔵庫で冷やして氷と一緒にサーバーにセットして抽出したり、冷凍フルーツを氷の半分くらいの量を置換えで使うと、フルーツコーヒーが作れます。冷凍フルーツではブルーベリーやラズベリーが入手しやすいかと思います。
そんなベリー系のフルーツを使う時は、乾燥式(ナチュラル精選)の豆を使ってみてください。

何も入れずに飲む時とは全く違うベリーの香りに包まれたアイスコーヒーが出来上がります。
柑橘系はオレンジならタンザニアかエチオピアグレープフルーツならケニアがオススメです。

自宅でアイスコーヒーなんて淹れたことない! という方も、普段のドリッパーで簡単にアレンジできるので、お試しください。

投稿者プロフィール

中島靖代
中島靖代コーヒーライター
某大手コーヒーチェーンにて、9年間バリスタを経験。
コーヒーセミナーをはじめ、アルバイト教育も実施。コーヒーと言えばエチオピアというほど、エチオピアコーヒーを愛してやまないコーヒー愛飲家。